夜泣きに悩むママ・パパ必見!ネントレ(ねんねトレーニング)の始め方

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ねんとれ

 

「ネントレ(ねんねトレーニング)」とは、赤ちゃんが自分で寝る力を身につけるためのトレーニングのこと

ネントレが成功すると、赤ちゃんを寝かしつける必要がなくなり、ママ・パパがゆっくり休む時間を作ることができます。

この記事では「ネントレってなに?」「何から始めればいいの?」という疑問に、わかりやすくお答えしていきます。

 

この記事を書いた人
さつま

1歳の男の子ママ。真面目で心配性。息子は肌よわよわ&繊細ちゃん。自分が知りたかった情報を「文章と図解」で分かりやすく発信します。今しかない自宅保育の毎日をもっともっと楽しくしたい!

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ネントレ(ねんねトレーニング)とは?

 

「ネントレ(ねんねトレーニング)」は、赤ちゃんが自分で寝る力を身につけるための方法です。

赤ちゃんが泣いても手を出さず、寝付くまで見守ることが基本になります

ただし、おむつや空腹で泣いている場合もあるため、状況に応じてケアが必要です。

 

ひとくちにネントレといっても、その実践方法はさまざま。

赤ちゃんが寝付くのを別室で見守る「ファーバー式」や、1日のスケジュール管理を徹底し寝つきをスムーズにする「ジーナ式」などが有名です。

この記事では、どのネントレにも共通することをピックアップして説明します。

 

 

ネントレはいつから開始する?

 

ネントレは、生後4~6ヶ月頃から始めるのが一般的です。ただし、いくつかの条件を満たしている必要があります

例えば、体重が成長曲線内にいること、病気がないこと、安全な睡眠環境が整えられていることなどです。

 


専門家(乳幼児睡眠コンサルタント)によると、ネントレを導入する前には、次の条件がそろっている必要があります。

  • 生後6ヵ月以上であること(早産の場合は修正月齢)
  • 体重が右肩上がりに増えており、成長曲線内にいること
  • 持病や通院中の病気がないこと(医師の指示を仰いでください)
  • 安全な睡眠環境が整えられていること
  • 月齢に合った昼寝がとれていること
  • 就寝前の連続起床時間が長すぎていないこと
  • 最低3週間は旅行や保育園入園などの環境変化がないこと

引用:『すぐ寝る、よく寝る赤ちゃんの本』ねんねママ(和氣春花)著 p.94


 

条件を満たすまでは、本格的なネントレは行わず、生活リズムを整えることに専念しましょう。

「起きる時間と寝る時間を一定にする」「就寝前のルーティンを決める」「寝室を暗くする」など、できることからやっていくといいですよ。(後ほど詳しく説明します)

 

  • 生活リズムを整えるネントレ「トレーシー式」は、生まれてすぐから行うことができます。

 

急がず、赤ちゃんのペースに合わせて進めていきましょうね

 

 

ネントレを始める前の寝室準備

 

ネントレを始める前に、必ずやっておくべき大切なことがあります。

赤ちゃんの寝室を安全かつ快適な環境に整えることです。

 

ネントレでは赤ちゃんを一人にする時間が長くなります。

万が一の事故を防ぎ、赤ちゃんが気持ちよくねんねできるよう、下記をチェックしてください。

✔周囲に危険なものはない? 掛布団、柔らかい枕、ぬいぐるみ等は、窒息につながるため撤去する
✔眠りを妨げる要因がない? 暑い、寒い、まぶしい、不快な音 等がないように注意する

 

また、おもちゃが近くにあると、赤ちゃんが気になって眠れなくなる可能性があります。

赤ちゃんのベッド周りには何も置かないようにしましょう。

 

寝室作りの方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください!

\ 安全な寝室作りのポイント8つ /

 

 

今日から実践できるネントレ3ステップ

 

ここからはネントレのやり方を3ステップでご紹介していきます。

今日からでも始められるので、ぜひ実践してみてくださいね。

 

① 寝る前のルーティーンを決める

 

まずは就寝前のルーティーンを決めましょう。

赤ちゃんが寝る時間を認識しやすくなり、寝つきがスムーズになります。

 

ルーティーンの例
寝る時間の30分まえに部屋を暗くする
絵本を読んだり、子守唄を歌ってあげる
おしゃぶりを与えてあげる
好きなパジャマを着せてあげる
おくるみを巻いてあげる

赤ちゃんが認識しやすいシンプルなルーティンがおすすめです。

 


筆者は、寝る前に「スワドルアップ」という着るおくるみを着せていました。

スワドルアップは、寝ている間に体がビクッとする「モロー反射」を抑えてくれるため、赤ちゃんの睡眠時間が長くなる効果があります

寝る合図として分かりやすく、ネントレと相性が良いので、ぜひ使ってみてください!


 

ルーティーンと合わせて、起きる時間と寝る時間も少しずつ決めていきましょう。

特に就寝時間を一定にすると、睡眠の習慣がつきやすくなります。

 

 

② 寝室を暗くする

 

赤ちゃんが寝る部屋を暗くすることで「今は夜だよ」と教えてあげましょう。

ただし、ネントレ中は完全に真っ暗よりも、周りがうっすら見える程度がおすすめです。

赤ちゃんの様子を見分けやすくなり、授乳やおむつ替えもスムーズにできます。

 

おすすめは、足元で暖色の照明をつけっぱなしにしておくことです

 

NG:豆電球をつけっぱなしにする
→天井の照明をつけてしまうと、赤ちゃんの目に直接光が入り、覚醒の原因になります。

NG:お世話のたびに電気をつけたり消したりする
→チカチカが刺激になり、赤ちゃんの寝つきを妨げてしまいます。

 

足元に置く照明は「授乳ライト」が使いやすいです!授乳ライトの使い方は、こちらの記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。

 

 

③ ネントレを開始する

 

ネントレの方法はひとつではありません。

「赤ちゃんが自分で寝付くのを見守る」は共通していますが、具体的なステップはさまざま。

ここでは、2つの方法をご紹介します。

 

見守り型


赤ちゃんが寝つくまでそばで見守る方法です

赤ちゃんが泣いたら、「ねんねしようね」と声をかけたり、トントンをします。(※抱っこや授乳は行いません。)

赤ちゃんが眠り始めたら徐々に距離をとり、完全に眠ったらそっと部屋を出ます。

この方法は「赤ちゃんを泣かせたまま一人にするのが辛い」という場合におすすめです

ただし、赤ちゃんが自分で寝るようになるまで時間がかかる場合があります。

 

独立型


「ファーバーメソッド」と呼ばれる世界的な有名な方法で、以下のように行います。

  1. 赤ちゃんをベッドに置き、退室する
  2. 赤ちゃんが泣いたら、数分間待って部屋に入り、声かけやトントンでなだめる
  3. 1〜2分間たったら、赤ちゃんが泣いていても部屋を出る
  4. 上記を赤ちゃんが寝るまで繰り返す

 

最初は短い時間から始めて、徐々に時間を長くしていくのがポイント。

下記は、赤ちゃんが泣いてから部屋に入るまでの時間の目安です。(※最後の時間を繰り返す)

初日  3分→5分→10分(※以降10分)
2日目  5分→10分→12分
3日目 10分→12分→15分
4日目 12分→15分→17分
5日目 15分→17分→20分
6日目 17分→20分→25分
7日目~ 20分→25分→30分

 

この方法では、比較的短期間で赤ちゃんが自分で寝てくれるようになります

「泣いている赤ちゃんと一緒にいるのがつらい」「短期集中で頑張りたい」という場合におすすめです。

 

 

ねんねトレーニングは、他にもさまざまな方法が提唱されています。ライフスタイルに合うものを選び、実践してみてくださいね。

 

ネントレについてもっと具体的に知りたい方は、ぜひ下記の本を読んでみてください。ネントレだけでなく、赤ちゃんの睡眠と生活について、非常にわかりやすく解説されています。

 

まとめ

今回は、「ネントレの始め方」についてご紹介しました。

ネントレは、赤ちゃんが泣いている時に抱っこできないため、最初は精神的にきついかもしれません。

しかし、成功すれば、ママ・パパだけでなく赤ちゃん自身も夜泣きから解放され、ぐっすり眠れるようになります。

少しずつ丁寧に取り組んで、赤ちゃんとママ・パパの良い睡眠を手に入れましょう!

 

最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

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